先日、国立西洋美術館に行ってきました。
様々な絵画が展示されているのですが、圧倒的に多いのが”イエスキリスト”と”聖母マリア”でした。
名前は聞いたことあるし、イエスキリストについてはなんとなく何をやった人か理解しているつもりだったのですがあらためて”なんで十字架に張り付けられているのか”や”何をした人なのか”などわからないことも多くあり、簡単にまとめてみようと思いました。本編では聖母マリアについて、どんな人なのか簡単にまとめてみようと思います。
聖母マリアについて
まず聖母マリアは神の子イエスキリストの母です。
神の子の母ってことは神なの?と疑問に思うかもしれませんが史実に基づくと少々異なりますので後程解説していきます。
聖母マリアは王の血を引いており3歳から神殿に仕え育ちます。
■婚約
14歳の時に大工のヨセフと婚約をします。
この婚約の話が面白いのですが、マリアの婚約相手を探すのに独身男性を集め、杖を持たせます。
その杖の先に花が咲いたものが夫となるというお告げだったのですが、ヨゼフの杖から花が咲いたのです。
なのでマリアとヨゼフは婚約をすることになります。
■受胎
マリアはユダヤの掟に従い、婚約後1年は両親と暮らすために実家に帰っていました。
マリアが読書をしていると、マリアの元に大天使ガブリエルが降りたちこう言いました。
「おめでとう。恵まれたひと、主があなたとともにおられる」
マリアは何を言われているかわからず、言葉に詰まります。
するとガブリエルは続けてこう言いました。
「怖がらなくてもいい。あなたは神この恵をいただいた。男の子を生むのでイエスと名付けなさい。」
マリアは1つの疑問を投げかけます
「どうしてそんなことがありえるでしょう。私は未だ男の人を知りませんのに」
マリアは処女だったんですね。
ガブリエルはこう答えます。
「聖霊があなたの上に降り注ぎ、神の子と呼ばれる偉大な方が誕生する」
その後、ガブリエルは飛び立っていきました。
その後、マリアは本当に妊娠します。
マリアの妊娠を知ったヨゼフは自らと肉体関係をもっていないマリアが妊娠したことを知り、離縁しようとします。
ただヨゼフの夢の中に天使が出てきて、マリアの妊娠は神の意志であるため、受け入れるよう告げ、ヨゼフは思いとどまりました。
■降誕
12/25日にキリストが生誕します。(クリスマス)
※余談ですがクリスマスは(Christ(キリスト)+mass(ミサ))から派生した言葉のようです。
キリスト生誕のタイミングでヨゼフとマリアは旅の途中でした。
ガブリエルのお告げの通り「イエス」と名前を付けます。
■その後
聖書ではその後、キリストを中心に話が展開され、聖母マリアはあまり出てきません。
出てきたのは”キリストの死”と”マリアの死”のタイミングです。
・キリストの死
イエスキリストが十字架にはりつけされ、亡くなったイエスを抱きかかえるマリアなのでした。
4/7にイエスキリストは亡くなりました。
・マリアの死
マリアは8/15に亡くなっています。
以上、聖母マリアの物語でした。