大学の友人が一番好きな漫画として紹介してもらったのが「7つの大罪」でした。
かなり超大作なのですが読んでみるとあっという間に読めてしまう内容でした。
魔人王の息子である「メリオダス」と女神族の「エリザベス」の禁断の恋の物語です。
二人はその禁断の恋がばれてしまい、呪いをかけられてしまいます。
メリオダスは永遠の命を、エリザベスは何度でも生き返る呪いを。
エリザベスは生まれ変わると、必ずメリオダスと出会い、恋に落ちます。
しかしエリザベスは生まれ変わると記憶が無くなり、
かつてメリオダスのことを好きだった記憶を思い出すと、その3日後に死んでしまいます。
エリザベスの立場では、好きだった記憶を思い出すと3日後に死んでしまうのはとてもつらいことです。
メリオダスの立場では、何度も大切な人が死ぬのを見なければなりません。
この呪いはとてもつらいものだと思います。
禁断の恋から3,000年後、またエリザベスはメリオダスと出会います。
そのタイミングで、メリオダスは7つの大罪と協力し、この呪いを解く為、魔人王と十戒を倒すことを考え、力を合わせ、これを達成します。
7つの大罪のメンバーも、それぞれ大罪人として罪を追っている過去がありますが、
事実と真実は異なり、彼らの罪は全て彼らの正義からなるものでした。
作中には、魔人族、女神族、巨人族、妖精族、人間族の5種類の種族が登場しますが、それぞれの種族は仲良くないです。
作中で巨人族のディアンヌが
「全ての種族が求めあうのではなく与えあって・・・」
という一言あるのですが、これは実社会でもいえることだなと思いました。
仕事1つとってもいかに求めあっている存在が多いか。
人間は、与えるだけと思ってもどこかで見返りを求めてしまう生き物だと思います。
ただ、お互いが与えあえる関係だったらもう少し綺麗な世界になるのではないかなと思います。
あと1つ好きなシーンが、ホークという豚が仲間にいるのですが、まったく戦闘能力はありません。
ただいつも勇気を持って強い相手に立ち向かいます。そのホークに対しメリオダスが
「お前は弱いけど弱虫じゃない」というシーンがあります。
このメッセージはとても響きました。弱いことをわかって、勝てないことをわかっても立ち向かわないといけないときが人生の中であまたあります。
ここで自分で勝てないと決めつけると勝てる確率は0%です。
ただ挑戦すれば限りなく0%に近いかもしれませんが0%ではなくなります。
その姿勢を勉強させてもらいました。
最後に一番好きなシーンです。
魔人王と戦った7つの大罪エスカノールは、文字通り自分の命を懸けて戦います。
彼の特殊能力は「太陽(サン)」という能力で、力を使いすぎたため、彼の身体も焼け落ちそうでした。
彼は天才魔法使いの7つの大罪の仲間”マーリン”に恋をしているのですが、マーリンは焼け落ちそうな彼の唇にキスをします。
マーリンは唇にやけどを負いますがそのやけどを自らの誇りと思っている様でした。
とても胸が熱くなるシーンでした。
是非一度見て欲しい作品です。
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