「聖者の行進」を見た話。

 

動画サブスクリプションサービスを使っていると、

自分自身見たことも忘れてしまったような過去の名作に出会うことがある。

たまたまU-NEXTを見ていたところ、「聖者の行進」を見つけた。

調べたところ、1998年のドラマの様だから私は小学校1年生くらいだ。(よく覚えていたなと自分でも驚いた)

小学1年生にはインパクトが強い「障害者」への「暴力」「性的搾取」などがテーマで、

今では地上波で流せないと思う。

当時は「見ていてとにかく心が痛い作品だったけど、今見てみるとどう感じるのだろう?」と思い作品を見てみた。

今ではDE&Iなど多様性が重んじられる世の中となり、

障害者への理解も進んでいるし、社会に取り残さないために社会全体がどう働きかけていくのかを国が

本気で考えている。

作品を見て「正義」、「真実」などに考えさせられた。

知的障害者の子たちはとても心が綺麗だ。

たしかに彼らの”その行動”は誰かに迷惑をかけることが多いかもしれない。

ただ、そこに悪意はなく、彼らなりの本気であり、彼らなりの判断なのである。

例えば、「誰かを守るために意図せず傷つけてしまう」、「誰かを傷つける為に意図せず守る」

これは事実だけ見れば傷つけてしまった方が悪く、守った方が良い。

ただ、真実(心の中)は違う。

作中に出てきた「事実」と「真実」は違うという言葉が印象的だった。

この世界はよくできていて、人の分まで不幸になる人がいて、人の分まで幸せになる人がいる。

搾取する側とされる側は明らかにいる。

既述の通り、今は障害者は守られる世の中になったが、当時は間違いなく弱者であり、搾取される対象であった。

私自身、いつも自分の心と戦っている。

正しいことをしたい自分とそうできない自分が間違いなくいる。

ただ、彼らを見習い、なるべく心を綺麗に、人を救えるような人になりたい。

彼らの戦いはまさに「聖者の行進」なのだ。

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